
野菜は生で食べる方がいい?加熱すべき?メリットとデメリットを解説します【栄養素の最新常識】
生野菜と加熱野菜はどっちがカラダに良い?
生野菜の長所
・かむことで消化器官や満腹中枢が刺激される。
・水溶性のビタミンを効率よくとることができる。生野菜の短所
・一度に食べれられる量が少ない。
・消化吸収に時間がかかる。
・食中毒のリスクがある。(続
— ジロー@健康を気にし始めた男 (@lebh_net_) August 30, 2021
野菜といえば、生のフレッシュな野菜をむしゃむしゃと食べるのが、ヘルシーなイメージですよね。
生なら野菜の栄養素や酵素が丸ごととれますし、ビタミンの中には加熱すると栄養素が壊れるものもあります。
しかし、生の野菜には衛生面のリスクや、生では十分に消化・吸収されない栄養素もあります。
今日の記事では、生野菜と加熱調理した野菜、それぞれにメリットとデメリットを解説していきます!
便利な目次
野菜は生のほうが体によい?加熱調理した方がいい?
生で野菜を食べると、栄養素の損失を防ぐ?
まず、生野菜は歯応えもよく、満腹感を得やすい長所があります。
また、野菜に含まれるビタミンC、B群などの水溶性食物繊維などは、
長時間の水洗いや、加熱調理によって、流出してしまいます。
ですから、生で食べることで栄養の損出を防ぐことができます。
しかし、一方で私たちは、野菜の細胞壁を構成してるセルロースという成分を分解する酵素を持っていません。
ですから、生野菜から有効な栄養素や酵素を全て吸収することはできないというデメリットもあります。
生野菜の栄養を、より吸収しやすくするには、細かく刻んだり、スムージーにしたりして、細胞壁を壊すのがコツです。
加熱調理は殺菌効果もあり?
加熱調理のメリットは、野菜のかさが減ること。これにより、たくさんの量を一度に取ることができます。
また、熱による殺菌効果もあります。さらに、生で食べるときに比べて、消化吸収が良くなるものが多いです。
ですから、お腹の調子が良くない時は、特にお勧めです。
ただ、熱に弱いビタミンは、長時間の加熱で分解してしまうなど、デメリットもあります。
生野菜のメリットとデメリット
メリット
- かむことで消化器官や満腹中枢が刺激される。
- 水溶性のビタミンを効率よくとることができる。
デメリット
- 一度に食べれられる量が少ない。
- 消化吸収に時間がかかる。
- 食中毒のリスクがある。
食べるときの工夫
栄養素を吸収しやすくするには、スムージーなどにして野菜の細胞壁を壊すのがポイント。
それによって多少ビタミンCが壊れてしまうこともありますが、それを気にして飲まないよりも、飲むほうがもちろんペター。
加熱調理した野菜のメリットとデメリット
メリット
- かさが減るため、一度にたくさん食べられる。
- 食中毒の原因となる菌や微生物を熱で殺したり減らしたりできる。
- やわらかく食べやすくなり、消化デメリット吸収もしやすくなる。
デメリット
- 加熱すると、水溶性ビタミンやミネラルが流出してしまう。
- 熱に弱いビタミンが壊れてしまう。
食べるときの工夫
スープにすれば、流出しやすい水溶性ビタミンミネラルも、余さずとることができます。